上海観光に行ってきました。
上海は行くたびに町の景色が変わっている不思議な町です。そして、この10年ほどの間に開発が進み、中国の中でも大都市に発展してきました。そんな、上海につい最近、出張の際に観光をしてきました。
まず、上海の玄関である空港ですが、上海には二つの空港があります。それらは虹橋国際空港と浦東国際空港です。以前は虹橋がメインでしたが、最近では浦東のほうが空港のサイズが大きいので上海のメイン空港になってきています。
空港からは高速道路で市内まで虹橋からは30分、浦東からは道路の状況により45分から1時間ぐらいかかります。高速道路の整備が行き届いているため、そんなには渋滞はありませんが、上海市内に入ると、渋滞に巻き込まれることがあります。
道路上の交通マナーはあまり良くなく、度重なる車線変更やクラクションの連発でヒヤヒヤすることがよくあります。それでも、無秩序の中に秩序があるため、あまり事故になることはなく、不思議とスムーズに自動車は流れていきます。ただ、高速道路の出口を間違えた車が、バックで本線に戻ってきたり、日本では滅多にお目にかかれない光景に出くわします。
市内に着くと、旧市街地と現在商業や金融の中心地になっている浦東地区の景色の違いに気が着きます。旧市街地にはさほど多くの背の高いビルが建ってませんが、浦東地区には超高層ビルがたくさん建っています。中国に住む友達に聞いたのですが、浦東地区にあるマンションはとても値段が高く、一部の金持ちにしか手にすることができないそうです。この地区には高級ショッピングセンターやホテル、そしてオフィス街などがあります。お金持ちの町と言った雰囲気です。
旧市街地には昔の上海を思い起こさせる洋館があったり、町のごみごみしたところには、床屋や食堂、怪しい薬を売るような店が軒を連ねています。浦東地区でみる人々とは服装も、目つき顔つきも全然違います。ここは庶民の町さながらの光景です。
上海は私にとっては二つの顔を持つ不思議な町です。この二つの顔が絶対に同化しないところに、この町の面白さがあるのではないかと考えています。