中国旅行の思い出【スマホ】

上海の醍醐味が味わえるチーブルーの買い物の思い出

中国は上海といえばやはり買い物が楽しみです。物の品質はちょっと期待できないにしてもいわゆるキッチュでかわいいものや、日本ではありえないデザインなどに出会えるのが海外での買い物の面白さです。

 

特に最近は円安でレートが以前よりはよくないとはいえ、人民元でいろいろのものを買うとやはり大変お安く感じます。楽しみでお買いものするくらいの範囲ならむしろデパートなどに行くよりも、市場などで値切りに挑戦しながら買い物するのもいいですよね。という訳で、友人に紹介された上海市内のチーブルー(七浦路)というところで服飾雑貨を買うのにトライしてみました。

 

最寄りの地下鉄の駅を降りると早速客引きのおじさんおばさんがものすごい勢いで近寄ってきて、写真の載ったチラシのようなものを見せながら「トモダチ!ヤスイヨ!ナニホシイ?」と声をかけてきます。

 

しかもはっきりと「ニセモノ!ヤスイヨ!トケイ・カバン、ナニホシイ?」と悪びれもせずに商品がコピーであることをアピールしてきます。最初は内心「えぇぇぇ?!」と怖気づきましたが、偽物を買う気はないので無視して歩き続けます。

 

ところがこの客引きの皆さん、相当根性がありまして、はっきり要らんといわないと何が欲しいのか、どんなブランドなら興味あるのかと商店街にいる間じゅうついてくる勢いで傍を歩き続けます。

 

要らないと言ってもついてくる人もいて、これはキツイ。そういう場合は警備員さんのいる方へ歩くか、違う階に行くか、市場を出るかしかありません。

 

人のよさそうな顔をして押しに弱そうなところを見せると粘られるということが分かり、感じよくするのをやめて眉間にしわを寄せて手を横に振って断るという技を身に付けました。こんな仕草が日本ででたらいやだなと思いますが、ここでは必須です。これも海外ならではでしょう。

 

さて肝心の買い物ですが、さすがに卸売市場だけあって圧巻の商品量です。いわゆる専門店が2000ぐらい入った市場と呼ばれる建物がチーブルーにはいくつもあってとても一日ではまわれません。

 

さっき見たのと同じニットがこっちはもっと安い、その先の店ではさらに安い、ということがありなかなか買い時が分かりません。この先はもっと安いかもって思っちゃうんです。でも相場が分かったところで、自分はこの値段で買うというのを決めて交渉もしてみました。

 

一回目はこちらの提示金額が高かったようで一発で向こうがOK出してくれました。二回目は自分でもヒクくらい安めの値段を提示したらさすがにそれプラス10元くらいでどう?と言われ「プラス5元なら買う」と強気に出たところで交渉成立。実際地元の人はもっと壮絶な駆け引きをするらしいですが、値切りデビュー戦なのでこのくらいで満足しました。こんど上海に行ったらぜひまたチーブルーに行きたいと思います。